2006年 09月 20日
<コンサル事例> 下請けメーカーの新事業 |
■課題編
最近の顧問先、女性靴専門メーカーFへ出向いた。 F社の問題点は、ブランドを有するメーカー、専門チェーンの下請けに終始しているため、価格も納期も品質管理も、すべて主導権を握られているという状況だ。特に現場は季節ものの製造、納品に翻弄される。そして気がつくと、閑散期が来る。なんとか平準化できれば、ともいう。
当初は、では自主ブランドを立ち上げれば、とノー天気に持ちかけたが、「かんたんにできるならとっくにやっています」とのこと。そんな中、競合は年々倒産していく。好調期があっても続かないのだという。 F社が自信を持っているユニークセリングポイントは、「(製造時の)クオリティ」と「的確なパターンを起こすセンス」。
*パターンとは、シューデザイナーがデザインした意図を汲み、製造のために皮革などの展開図のようなものを起こすこと。
そこでつらつら考えたのだが、たしかに自社ブランドを持って、ショップ展開などすれば失敗は目に見えている。リスクが大きすぎる。で、チャネルをインターネット前提で考えた。ターゲットは絞りに絞る。そして、あるサービスを展開する。
その中身は、どのようなものでしょうか。
■解決編
提案のひとつは、高額所得者向けの完全オーダーメイドサービスの展開。しかし、これだとショップを持たないと採算がむずかしい。
そこで、本丸はバリアフリーシューズへの特化です。
世に、何らかの障害を抱えて普通の靴では歩行、生活がむずかしいという人は少なからずいらっしゃいます。こうした人たちにフィットする靴を提供するビジネスです。ネットを介して必要な機能、形状を詰めていき、確認と納品では実際にお宅へお伺いします。
こうした事業はメディアで取り上げられやすく、広告をするまでもなく無料のパブリシティで認知を広げることが可能です。また、ビジネスをしながら、人助けもできる。提案の詳細は省くとして、将来は靴の、ではなくバリアフリーの周辺グッズへ展開していってもいいのです。
現在は、準備中ですが、インターネットからDM、通販(他の通販誌への掲載も含め)へとチャネルを広げていけばいいと考えています。
最近の顧問先、女性靴専門メーカーFへ出向いた。 F社の問題点は、ブランドを有するメーカー、専門チェーンの下請けに終始しているため、価格も納期も品質管理も、すべて主導権を握られているという状況だ。特に現場は季節ものの製造、納品に翻弄される。そして気がつくと、閑散期が来る。なんとか平準化できれば、ともいう。
当初は、では自主ブランドを立ち上げれば、とノー天気に持ちかけたが、「かんたんにできるならとっくにやっています」とのこと。そんな中、競合は年々倒産していく。好調期があっても続かないのだという。 F社が自信を持っているユニークセリングポイントは、「(製造時の)クオリティ」と「的確なパターンを起こすセンス」。
*パターンとは、シューデザイナーがデザインした意図を汲み、製造のために皮革などの展開図のようなものを起こすこと。
そこでつらつら考えたのだが、たしかに自社ブランドを持って、ショップ展開などすれば失敗は目に見えている。リスクが大きすぎる。で、チャネルをインターネット前提で考えた。ターゲットは絞りに絞る。そして、あるサービスを展開する。
その中身は、どのようなものでしょうか。
■解決編
提案のひとつは、高額所得者向けの完全オーダーメイドサービスの展開。しかし、これだとショップを持たないと採算がむずかしい。
そこで、本丸はバリアフリーシューズへの特化です。
世に、何らかの障害を抱えて普通の靴では歩行、生活がむずかしいという人は少なからずいらっしゃいます。こうした人たちにフィットする靴を提供するビジネスです。ネットを介して必要な機能、形状を詰めていき、確認と納品では実際にお宅へお伺いします。
こうした事業はメディアで取り上げられやすく、広告をするまでもなく無料のパブリシティで認知を広げることが可能です。また、ビジネスをしながら、人助けもできる。提案の詳細は省くとして、将来は靴の、ではなくバリアフリーの周辺グッズへ展開していってもいいのです。
現在は、準備中ですが、インターネットからDM、通販(他の通販誌への掲載も含め)へとチャネルを広げていけばいいと考えています。
by estcom
| 2006-09-20 23:21
| コンサルティング事例